taika-izumi

subagent-dispatch

"サブエージェントへ作業を委譲する直前に、委譲プロンプトへ入れる制約ブロックを組み立てるスキル。常時適用の 4 件を無条件で含め、条件発火の判定表 6 行を全行読み下ろして判定行を残し、該当項目のみ展開する。委譲の要否・タスク分割は扱わない。あらゆるスキル実行中のサブエージェント委譲で毎回発動する。"

taika-izumi 0 Updated 18h ago
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subagent-dispatch

サブエージェントへの委譲プロンプトに入れる制約ブロックを組み立てるスキル。「いつ委譲するか」「どう分割するか」は扱わない(superpowers:dispatching-parallel-agents / superpowers:subagent-driven-development の責務)。委譲プロンプトに何を書くかだけを担う。

いつ使うか

サブエージェント(Task ツール等)へ作業を委譲する直前。タスクの型を問わず毎回。start-work の作業前の確認から接続されている。

手順

  1. 常時適用の 4 件を無条件で委譲プロンプトへ含める(判断を挟まない。ADR-0066 / ADR-0070)
  2. 条件発火の判定表の全行を読み下ろし、判定行を委譲プロンプト冒頭へ 1 行書く(ADR-0071)
  3. 判定が yes の行に紐づく項目を本文へ展開する
  4. 各項目は根拠を一言添えた文で書く(根拠のない禁止は委譲先が黙って迂回する。実際、委譲先が指示に黙って従っていれば品質が下がった事例が 2 回実測されている)
  5. 破壊的検証(条件発火の判定表の該当行)を委譲した場合は、受け取り時に委譲先の報告のみへ依存せず、自ら状態比較(同行の展開項目と同じ手段)を実行して確認する。委譲先が複製での実施を報告しながら実リポジトリが破壊されていた実測がある(出所: Issue-0076)
  6. 検査・監査・走査を委譲した場合、受け取った指摘の採否では、実証を伴う指摘でも指摘が守るもの・前提の実在を委譲側が検査する。実証は事実を担保してもその事実が問題になる前提は担保せず、採否の最終判断は委譲側の責務であるため。確定前レビュー経路の正本は pre-finalization-reviewreferences/review-procedure.md 手順 5 で、本項はそれ以外の検査・監査・走査委譲を覆う。観測世代: claude-fable-5(出所: LoopForAlpha#Issue-0125 / LoopForAlpha-2026-08-29-01)
  7. 実装、または実装時レビュー(仕様適合・コード品質等)を委譲するときは、skills/start-work/references/plan-deviation-defaults.md の注入項目(実装委譲の報告特則・実装時の仕様適合レビューの判定対象)を委譲プロンプトへ含めることを確認する(ADR-0119)

判定行の形式

条件発火判定: 検査=yes / ミューテーション=no / 並列書き換え=no / 計画実装=no / 長時間書き込み=no / 破壊的検証=no

判定行は証跡である。判定行の無い委譲は想起漏れ、判定行があって内容が誤っている委譲は判定誤りとして、事後に区別できる(ADR-0071)。

常時適用(4 件)

判断の分担を合意した作業の委譲には、対象作業・担当に必要な分担の抜粋・根拠の所在を渡す(正本は start-workreferences/decision-delegation.md)。委譲先は既存の実態優先の範囲で調整し、設計変更候補・判定に迷う事項は委譲元へ報告する。最終的な権限判定は委譲元が行い、委譲先が許可範囲を広げない。検査・レビューの判定対象には変更と分担の一致を含める(ADR-0133)。

禁止と報告義務であり、委譲先の作業量を増やさない。タスクの型を問わず無条件で含める(ADR-0066。実測では「常時のはずの項目を判断で落とした」例があり、条件判断に委ねてはならない)。

# 制約 根拠と観測世代(ADR-0073)
1 指示と実態が食い違ったら実態を優先し、理由を添えて報告すること 黙って従えば品質が下がる指示が 2 回。計画の欠陥 6 件 / 4 件を実態優先の報告が検出。世代: claude-opus-4-7〜claude-opus-5[1m](出所: LoopForAlpha-2026-07-22-09 / -2026-08-01-03 / -2026-08-03-02)
2 既存(pre-existing)のファイル・ディレクトリの削除は事前承認を要すること 原則4(不可逆操作前の人間関与)の委譲先への伝播。再発 10 件のクラスタ由来(うち 9 件は人間の指摘を待たずに再発した手戻り)。全件が単一プロジェクト出所。世代: claude-opus-4-7〜claude-opus-5[1m](出所: Issue-0033 項目2 / LoopForAlpha)
3 本タスクの範囲外の作業(handoff 更新・ADR 作成など)はしないこと 原則2(責務境界)の伝播。再発 10 件のクラスタ由来(うち 9 件は人間の指摘を待たずに再発した手戻り)。全件が単一プロジェクト出所。世代: claude-opus-4-7〜claude-opus-5[1m](出所: Issue-0033 項目3 / LoopForAlpha)
4 副エージェントを起動しないこと。起動が必要な場合は本制約一式を継承させること 検証足場がプロセス名で子プロセスを一括停止し、作業セッションごと消失させた事故に隣接(出所: Issue-0033 項目7 / LoopForAlpha#Issue-0063)

条件発火(タスクの型で発火。6 条件)

委譲先の作業量を増やすため、該当する型のときのみ展開する(ADR-0066)。

発火条件 展開する項目 根拠と観測世代(ADR-0073)
検査・監査・走査を委譲するとき 検査対象は全数走査し、対象の総数を明示すること / 実証を伴わない指摘は採用しないこと 2026-08-05 の走査委譲(118 件全数)で有効性を実測。世代: claude-opus-5 系(出所: Issue-0033 項目5/6)
ミューテーション検査を委譲するとき (適用例) 変異対象の実在を先に grep で確認してから指示する / 各変異行に「その変異を検出できる入力」を併記させ、書けない行は等価変異として扱う / throw を投げるだけの検査を RED 件数から除外する 根拠 8 件全件が単一プロジェクトのテスト運用出所のため、拘束的規範ではなく適用例(ADR-0073)。委譲側は例を出発点に対象プロジェクトのテスト文化へ合わせて調整する(出所: LoopForAlpha-2026-08-01-03)
並列に委譲し、かつ委譲先がファイルを書き換えるとき worktree または git archive による隔離コピーを与えること / 隔離コピー内でもすべてのファイル操作で絶対パスを使わせること(隔離コピーの供与だけでは、シェルの現在位置に依存する相対パスが隔離の外の元ファイルを指す事故機構が残るため) 同一ツリー並列でミューテーションが相互汚染し、汚染中の測定 281/1 とクリーンな木 282/0 が食い違い「回帰」と読み違える寸前だった。汚染の不在を事後に証明する手段も無い。絶対パス項目は複製内から実リポジトリを書き換えた事故に由来(出所: LoopForAlpha#Issue-0069 / Issue-0076)
計画に基づく実装を委譲するとき 計画に書かれた期待値は以降のタスク増減で陳腐化するため、現在の実測値と計画の古い期待値の両方を渡すこと 10 タスク中 7 回ずれた(出所: LoopForAlpha-2026-07-28-08)
長時間かつ書き込みを伴う作業を委譲するとき 複数コミットへ分割し、中断時の復旧単位を作らせること 本項目を含むクラスタ(中央ストア 10 件)由来(うち 9 件は人間の指摘を待たずに再発した手戻り)。全件が単一プロジェクト出所。世代: claude-opus-4-7〜claude-opus-5[1m](出所: Issue-0033 項目4 / LoopForAlpha)
破壊的検証(既存ファイルの書き換え・破壊を伴い、書き換えを成果物として残さない検証・実験)を委譲するとき 隔離を与えること。サブエージェントを隔離コピー内で起動するツール機構(プロセスの作業ディレクトリが隔離側を指すと確認できるもの)を第一選択とし、手動複製ならコピー元・コピー先・手段を明記する。隔離コピーが検証対象の現作業ツリー状態(未追跡・未コミット分を含む)を含むことを確認し、並列委譲では隔離を委譲ごとに分ける / すべてのファイル操作で絶対パスを使わせ、破壊的な書き込み先が隔離ルート配下であることを実行前に照合させること(シェルの現在位置とプロセスの作業ディレクトリが一致しないランタイムでは相対パスが隔離の外を指し、絶対パスでも実リポジトリを指せば被害は同じため) / 検証対象範囲のファイル一覧と内容ハッシュを作業前後で記録・比較させ、想定した変更以外の差分がないことと、途中で観測した差分・復旧の有無を報告に含めさせること(実リポジトリのルートを絶対パス指定した git status は補助にできるが、未追跡ファイルの内容改変・ignore 対象・リポジトリ外の破壊は検出できない) 複製での検証を明記し委譲先も複製実施を報告したのに、実リポジトリが 2 度破壊された(決定記録インデックス 92 行の空化・配布物への BOM 混入)。全件が単一プロジェクト出所。世代: claude-fable-5(出所: Issue-0076 / MakeAiInstructions-2026-08-08-06 / -2026-08-08-09)

常時適用・条件発火の各項目の根拠はそれぞれ単一プロジェクトの運用から得たもので、他プロジェクトへの一般化は保証されない。ただし常時適用の「実態優先の報告」と条件発火の「全数走査・対象の総数明示」の 2 項目は、別プロジェクトでの試験適用でも効果を確認している。

担保の本体は「委譲の時点で、その時点の表の全行を読み下ろし判定行を残すこと」であり、表の行構成そのものは worklog の実測にもとづき見直してよい(ADR-0073。条件の追加・入れ替えは新しいプロジェクト型・作業様式の観測が根拠になる)。

廃止規範(ADR-0073)

項目に対応する同型 delta が長期にわたり中央ストアへ現れない場合、その項目は廃止候補としてユーザーへ提案する。廃止の判断はユーザーが行う。検出は当面手動(棚卸し時・ユーザー指示時)。機械化は将来課題(Issue-0048)とする。

対応する原則

  • 原則2(関心の分離): 委譲先の責務境界を制約として明示する
  • 原則3(コンテキスト管理): 委譲先が持たない全体文脈(並列状況・計画の陳腐化)を委譲側が補って渡す
  • 原則4(人間の関与): 不可逆操作の承認要求を委譲先へ伝播させる

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